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スプートニク・KINO55号製作記

兵庫県にKino自転車工房ってのがあります。
自転車屋じゃないんだけど学生時代は国体やインカレで活躍され、今でも自転車を愛される叔父ちゃんのプライベート工房。
メカニック作業に関する知識や技術は、じぇんじぇんかないませんから。
その工房主からの注文です・・・手強い・・・ですよ~~


まずはデザインから
ご自分のプランを頂いたのですが、ちょっとわかりにくかった事もあり勝手にプランニング。
ロシア的な匂いを取り入れたい・・・ブランド&デザインのコンセプトです。
デザインはやり取りしながら決めてきます。
テーマ色はグリーン。こだわりの色で調色を細田塗料さんに依頼しました。
どうも紺色がひっかかってたようですが、この色こそテーマ色のグリーンを生かすために必要である事をお話しましてデザインが完成。
KinoさんのウエブURLからロゴも作りました。
さ~塗装の開始です!

デザイン屋のお仕事終了 → 塗装屋さんへバトンタッチ

 
当初全てのパイプをマグネシウムで構成されていたフレームですが、高速コーナーでの安定を図るためにカーボン化しました。少し重くなりましたが、効果は絶大でした。森師匠のアドバイスを取り入れています

 
最初のマスキングを施し、1色目を塗装しました。アクセントであり、個性であるネイビー!
この色は僕の拘り。

 
マスキングを剥がす前に、ひと仕事。ペーパーで削ってやります。そして剥がした後も段差を削ってやります。
手間と暇をしっかりとかけて進めて行きます。
納期を切られてしまうと、中々この仕事ができません。


マスキングをはがすとこんな感じです。


2回目のマスキングが終了!次の色へと向かいます。


拘りのグリーンを塗装しました。
これから3色目の白を塗装する為のマスキングに入ります。
少しアレンジを加えようかと画策中・・・
2013モデルで考えていたデザインを取り入れてみようかな・・・しかし面倒だな・・・普通に作ろう!
いや・・・やっぱり何かしたい・・・

 
マスキングを施す前に一仕事。段差をなだらかにするサンディングと、次の色がしっかりと乗るように全体的に表面をサンドペーパーでこすってやります。この一手間で仕上がりが随分とよくなります。料理と通ずる物を感じます。世の中の「仕事」全てに共通する事なんですかね?
そして標準のマスキング終了。
ここからKino55スペシャルマスキングを施していきます。大体は決まってますが、まだ悩んでいるラインが数本あり、マスキングをしながら考えていきます。この時間は、通常のマスキングよりも凄く疲れます。
が・・・凄く楽しい時間です。どんなんにしてやろうかな~~パンダでも描いたろうか・・・

 
最後の白色を塗装終えました。
今からマスキングを剥がしていくのですが、その前に・・・丁寧に塗装面とマスキングの境目をサンドペーパーで削っていきます。マスキングと一緒に塗料が剥がれないようにするためです。僕が塗装作業の中で一番楽しみな瞬間が今です。焦る心を落ち着かせてから作業に入ります。


緑・ネイビー・ホワイトの3色が揃いました。大手メーカー車では有り得ない配色かもしれません。
少しだけ昔のイタリアへ行けるならば、見られたかも・・・色の冒険は永遠と続きます。

 
今回のスペシャルデザインは、KinoさんのWebアドレスから頂いたCRAZY55です。
書体はフェラーリーのイタリアで使用されている物を使いました。この書体は今年のNIPPOやシクロチャンピオン竹之内君のチャンピオンジャージにも多用しました。前は同じ書体を使いまわすことに抵抗がありましたが、今では逆に時代背景や流行の足跡になるので、意識して使ってます。


マスキングを剥がし、いよいよマーキングに入って行くのですが、その前に一仕事。マスキングにより生じた段差を目立たないように削っていきます。塗装とは、塗装を削ることなり!最近覚えた言技です。


全てのマーキングを終えました。
ここまで来ると、ゴールは近いです。


フロントフォークのデザインは、マークをずらして配置することで、宇宙をイメージしてみました。
奥行と空間の演出です。


マーキングの最後はヘッドマークと決めています。フレームに命をふきこむような思いです。

塗装屋のお仕事終了→自転車屋へバトンタッチ

 
全ての塗装作業が終わり、出荷の準備に入ります。ここからは自転車屋の僕にバトンタッチです。塗装もできる自転車屋ならではの仕事をしていきます。まずはBBはタッピング&フェイスカット
刃物はカンパに限ります。
じぇんじぇん違います。
スパスパ切れます。
ブチ切れます。
 
              キャンパニョ~ロ!!


ディレーラーハンガーのタッピング。
ディレーラーハンガーの調整中。
どんな高級車でも必要な作業です。

 
ボトルゲージ用の穴もちゃんとタップ切り
小さなネジもしっかりと。この調整用ボルトが動かないなんて自転車に乗っている人が多いです。


オリジナルの調整ボルトは、ボストークみたいなデザインです。

 
今回Kinoさんがセレクトされたクリスタルキングの大都会です。フレームにマッチングしてます。
オーナーのセンスがピッカピカ。
ヘッドの組付には専用のアダプターを使用します。
結構・・・高い・・・です・・・でも、キッチリしてます。
いいです・・・
*クリスキングのヘッドはオプションで用意しています。もう絶対におすすめの品です。


ヘッドを装着中~
カンパ工具&クリスキング純正アダプターで組み上げます。

 
ブレーキワイヤーが内蔵なので、ユーザーが作業しやすいように、トンネル工事をしておきます。
以外に・・・大変です・・・
梱包終了!
箱に詰めて、佐川に電話して・・・
Kinoさん、待っててください。
これで、Kino55号製作記は終わりです。
次はこのアルバムをご覧になられた貴方のソユースを作りたいな~~テシテシテシ
ご注文お待ちしております。


Kino号のアルバムは間もなく公開します。
お楽しみに~

◆KinoさんのBLOG

タイム新型ペダル「プレッソ」入荷

スプートニク No,0005 KINO55号

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