【令和6年能登半島地震】カツリーズサイクル塗装工場の再建(内灘町西荒屋)
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Tour de East Jawa2008 参戦記

インドネシアへ

数年ぶりの海外遠征となったインドネシアでのレース。その道中記を書きたい。

 
3/29 
愛知県は知多半島にある、AISANのクラブハウスで選手達と合流。初めて話す選手も数名いるので、少々緊張気味・・・・
「AISANに骨を埋める覚悟で参りました」  見事に外す・・・・
AISANの社員寮で一泊。翌朝早々にクラブハウスで遠征用の機材等を確認し、手早くパッキング。今回は帰国スケジュールの関係で、関空からのフライト。一路関西へと向かう。

   
3/30
チェックインの為、大量の荷物を預ける。勿論オーバーチャージが課せられるのであるが、事前に交渉・・・プラス当日の交渉にて、オマケしてもらう。バリでトランジット後、無事ジャワ島に到着。写真右の赤いシャツが現地のレーススタッフ。AISANもこの空港で、全てのスタッフが揃う。
写真下は、デンパサールでトランジットに向かう神様。今どき歩いて移動する国際線・・・・思わず激写。さすると激写返しにあう。

 
4/1
やっぱり参戦記といえども、グルメ物は書かなきゃね。インドネシアでの初朝食です。青いのは、唐辛子です。赤いのは、唐辛子です。そして緑なのは、唐辛子です・・・・・・・・・食べた日本人は、僕以外即死。 インドネシアの朝も、違いのわかる男・・・カツリーズカフェ・ジャワ島本店。忙しいメカニックでも、コーヒータイムは、有りますよ。(作りますよ)
 
いやいや何処に行っても、熱烈歓迎。レース前日の夕食会場に向かい選手達と、バンド。勿論現地の言葉なので、全然わかりません。
ここで、BSの愛弟子中村君と再会。妙なところで会うね・・・
 
歓迎の夕食会場にて・・・少々・・・かなり薄暗い。逆に考えると、この程度の灯りで充分に食事は可能。日本は無駄に明るいのかもしれない。
 
AISANは、非常に強いチームとして招待されている。当然マスコミの取材攻勢。疲れていても、嫌な顔一つせず丁寧に応対中の田中監督。翌朝の新聞を、見ると(読むとは言えない)鈴木君がしっかりと写っていた。新聞は、歓迎のパレード。バッチャと呼ばれる人力車で、市街地をパレードしたようだ。僕はメカニック仕事の最中だったから、行けなかった。残念。



4/2~6
いよいよレースの日がやってきた。今日から5日間の暑い戦いの火ぶたが切って落とされる。日本からは、AISAN・シマノ・ブリジストン・マトリックスの4チームがエントリー。全19チームで争われる。スタート直前、ハンドルに体を預け、精神統一する西谷君。あ~緊張する。今、写真を見ていても緊張・・・・

田中光輝監督=AISAN・・・・のお話
インドネシアなんで、当然の如く熱いです。ですから、夜は布団をかぶる習慣はない。宿は、そこそこの宿に宿泊させて頂いたのだが・・・・
エアコンがちゃんと完備されている。しかし、リモコンが完備されていない。これは宿の人が一度スイッチを入れたら、翌朝切ってくれるまで、入りっぱなしってこと。冒頭書いたけど、掛け布団は無い・・・・っていいますか、ベットが一組だけあって、そこにはちゃんと布団がセットされている。しかし大きな大会なので、この部屋にエキストラベットが2セット持ち込まれている。そのエキストラが布団無し。どんどん部屋の気温が下がり、インドネシアにいながら、北陸の旅情を味わう。
田中君は、年上の僕に気を使ってくれて、ベットで寝る事を薦めてくれるけど、チームの頭は監督。僕はメカニシャン。ベットで寝るわけにもいかない。
もの凄く寒いので、来る時に持ってきた服を全て引っ張り出し、上に掛けて寝た。
翌朝誰よりも早く目が覚めて、冷え切った部屋を見渡すと、ベットで寝ている田中君が、布団を使わず僕と同じように服を掛けて寝ていた。
「馬鹿だな・・・」遠慮なんて要らないのに。で朝食の時にそんな話しをすると、返ってきた答えが「僕だけ、布団を使うわけにいかない」って・・・
伝わりにくいかもしれないけどAISANは、そういうチーム。監督の人間性が反映される。
いいチームだと思っていたけど、うんと好きになった瞬間。
絶対にミスしない!パンクなんてさせないって、強く思ったね!
勿論常識的に最初から強い思いで望んでいるんだけど、改めて思った。
こんな監督は、そうそういない。

さて戦いの火ぶたが切って落とされました。

レース中のトラブルに対応できるように、チームカーの中にはこんなパレットが用意されています。僕の場合は、普段から使用している、工具箱のパレットを外すだけで、セッティングできるようにしています。何年も現場から離れていたけど、工具箱は臨戦態勢だったようです。
 
アジアツアーといえども、国際レース!スタート前から、レースの匂いがプンプン。この匂いって、スタートオイルの匂い・・・ではなくて、現場に漂う空気の事。
 
とにかくAISANが元気いいです。最初の小さなエスケープにも必ず誰かを送り込む。若い鈴木君の走りが美しくて印象的。そして日本を代表する火の玉弾丸ライナー西谷君!彼の走りは、正に全身バネ!何か今日はやってくれそうな感じ・・・・オーラです。

はい、予想通りです。僕はニュートラルに居たから、見れなかったけど、無線から田中監督の「行け~勝て~勝った!!!」との音声で確認。
*ニュートラルって、サーキットコースでチームカーが走らない場合、メカニックがスペアホイール等を用意して待機している場所のこと。
 
表彰式の最中は、皆さんお片づけ。結構冷静です。はしゃいでたのは僕だけ。地元のサイクルリストかな?話しかけたけど、言葉通じず断念。

何食べてんの

インドネシアでは、こんなの食べてました・・・って、大した物は食べてないのですが
 
昼食です。移動が多いステージレースでは、マッサーが選手の補給用に作ったサンドイッチや、主催者から用意される弁当がメインとなります。味は・・・不評評が多い中、僕は好みの味。しかし、うかつに知らない物を口に入れると、ゴジラのように口から火が出ます。。。
 
左は朝食。内容はお弁当と変わりません。右は皆さんの度肝を軽くえぐった屋台食。
単純に 甘 くどい 辛い を足して3で割った味。

 
さすがに選手達は持ちませんので、結局スタッフの自炊スパゲッティー!しかし、いがいにこれが美味!
アルデンテ。 ボナペティート 通訳の渡会さんが作ってくれたのが、一番塩梅がよかった。

僕の夕食です。メカニックのお仕事は、レース終了後。選手達がレセプション会場で夕食中は、お仕事の時間。
どんなレースに行っても、結構こんな感じです。これにビールですかね。お腹がへっていると、何食べても美味しいです。

パンクしない秘密
こんなふうに書くと「何かとてつもない秘密が・・・」なんて思う人が多いかも。しかし、実は単純明快です。
一つには空気圧
スタートゴールの標高、その日の最高気温。コースのラフさ。それに選手の体重を足したり引いたりして、経験値の中から、その日最もてきしているであろう、空気圧を選んであげる事。そして極力空気を入れる時間を遅らせる。
事実大会中、毎日選手が出発するギリギリの時間に入れていました。
 
そして・・・
できる限りの配慮
どのチームも、移動時そのまま自転車を預けてましたが、それでは長時間タイヤが擦れてしまう可能性があります。タイヤカバーを掛けてやる配慮。只唯一僕だけ、こんな事をしていました。こんな一手間で、パンクしないのであるなら、何でもない一手間です。
料理が愛情なら、メカニックも愛情です。。。。


写真は全てのステージが終了し、飛行場に向かう選手団一行を護衛してくれる地元警察の車輌。
わかりにくいですが、リヤウインドウの電飾で「又来年お会いしましょう・・・」なんてメッセージを送ってくれた。

まだまだ紹介したい、貴重な写真沢山ありますが、このお話はここまで・・・
それではまた、最寄りのレース会場でお会いしましょう。

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コメント

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  • コメント (1)

    • シンジ
    • 2008年 4月 29日 2:20pm

    現場って、なんかイイなぁ。

    気持ちが違うもんねぇ。

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