愛車を大切に!・作業目安時間15~30分
アウトドアスポーツの宿命として、泥やホコリは避けられない。ほっておくと、大切な愛車をいつの間にかむしばんでいきます。
最初は少々戸惑いますが、慣れれば簡単にできる洗車術を紹介いたします。さ~チャレンジ!
今回初めての洗車に挑戦してくれるのはM君。成田塾をこの春卒業し、大学で競技を続ける。僅か半年で国体の代表選手にまで成長した注目の新人。
◆洗浄剤をポリバケツ等に入れます。
オイル類を使う事が多いですが家庭では安全面と後始末を考えて、ディグリザー等専用の物を推奨します。スプレーで噴霧するのも良いですが、僕は写真(上)のように小さめのポリバケツに適量入れて作業しています。
◆汚れの強い部位を上の方から洗います。
まずはブレーキ部を、洗浄剤のついた刷毛で洗い出します。後で洗い流すので問題は無いのですが、ブレーキシューにはあまりつけないようにします。次に駆動系を洗います。Rメカのプーリーはカスがたまりやすいので、裏・表しつこく洗浄してやります。
◆チェーンは、しつこく何度でも!
チェーンの汚れは、なかなか落ちないです。ですから、タップリと洗浄剤をしみこませた刷毛を当てて、ゆっくりと回しながら洗浄していきます。面倒なギヤ板も刷毛を使えば、簡単綺麗になります。板と板の隙間、裏側も綺麗にしてあげましょう。フロントメカも刷毛を使えば綺麗に洗えます。
*洗浄剤を節約するには、ポリバケツを洗浄している部位の下に配置してやり、タレ流れるのを受けてやりましょう。
◆余分な油分を先に落とします。
別のバケツに、専用洗剤を水で薄めた物・ブラシ・スポンジ等を用意します。
水で先に、余分な油分を洗い流します。全体的に放水してやりハンドルやサドルなど、汗で汚れた部位から洗い始めます。サドルの裏も忘れずに!
◆スポンジ・ブラシ・刷毛を上手に使い分けて
フレームを、タップリと水をしみこませたスポンジで洗ってあげましょう。特にボトルゲージ付近は、ドリンクのシミが残っていますので、念入りに。ブレーキやクランク部は、形状に合わせたブラシを選択し、効率よく効果的に洗っていきます。大きな動きで大胆にいきましょう!
◆FRメカは毛足の長いブラシで!
変速機は毛足の長いブラシでゴシゴシと強く!チェーンはタップリと水分を含んだスポンジで包むように。クランクをゆっくり回してやると、効率的に洗浄できます。
◆しっかりと洗い流す
水で洗い流します。洗浄剤は、油分を分解しますので、しっかりと洗い流します。特にチェーンは念入りに流しましょう。後にせっかく注油した油を分解してしまいますので!
◆車輪を斜めにして
タイヤに汚れが残る場合があるので、車輪を斜めにしてスプロケットの汚れを落としてやります。こうすれば、流れ落ちた汚れた油がタイヤにさほど掛かりません。次に流水で余分な油分と汚れを流してやります。続いてスプロケットを洗剤を含んだ毛足の長いブラシでゴシゴシと洗いましょう。
◆タイヤもチェック!
リムとスポークも洗剤で洗ってやり、手の届かないハブは長めのブラシで洗いましょう。タイヤは、スポンジで洗うといいです。この際タイヤのキズもチェックしてやると完璧!
◆フリー側から水を
最後に油分を流して終了です。この際フリー側から水を掛けてやるようにすると、ハブ内部に水が入りにくいです。逆に、裏側からの、強い水の吹きつけは避けた方がいいです。
◆洗車終了
これで、洗車は終了。心なしか、愛しい愛車が嬉しそうです。自転車を風通しのよいところで乾燥してやり、注油して完成となります。ウエスで拭き取ってやってもいいです。
カツリーズでは洗車教室も定期的に行っておりますので、是非ご参加下さい。
◆カツリーズの洗車◆
カツリーズでは洗車を行っております。作業時間は約10分程度。
作業工賃
・洗車のみ 2,000円~2,500円(汚れ具合で見積もりいたします。)
・洗車+調整注油 5,000円~(自転車の不具合によりお見積もり致します。レース直前にお勧め!)
◆注意
記載した内容は、カツリーズ流として紹介させて頂きました。記載内容を実行された場合の保証は致しかねますので、ご留意下さい。
*注油に関しては後日別途記載します。
◆洗車に便利な用品は・・・・