権利とモラルのバランス
最近ブレークのエリカ様
法律で認められているから、議員辞職はしないそうだ。
彼女の言うことはごもっともであり、法律で認められた権利なのである。しかしそこに人としてのモラルは有るのであろうか?
前夜の歓楽街豪遊ともとられない行動と、翌日の議会欠席の事実だけで、充分に議員辞職に値するのではと思うのであります。
権利とモラルのバランス力を持ち備えていたならば、彼女が下す決断は違ったものになったのではないでしょうか。
果たして彼女だけなのか?
この著しい権利とモラルの欠如は、エリカ様だけの問題でしょうか?
自分の廻りを・・・もとい自分自身も見てみましょう。
僕は最近「あ~こんなクズサラリーマンから、絶対に何も買わんわ!」と思った事由がありました。
この街随一の老舗洋食店こしょう亭で、乳飲み子を連れての家族ランチです。
昭和的レストランには、分煙席なんて有りません。
しかしベビーカーにスヤスヤと眠る赤ん坊が直ぐ横にいて、喫煙する馬鹿はいないであろうとの希望的推量を基に入店。
時間も早めだったので、お店はまだ閑散。ラッキー!何て思いながら食事を摂っていたら、真横の席に4人組のスーツが着座。
皆々様小奇麗な方々でしたので「まさかね~」
早々に食事を終えたスーツ達。ランチ後のコーシーが出てきた時、スーツの胸に手を入れた。
そして4人共々喫煙タイムに入っていたのでした。
一瞬躊躇したようでしたが、それでも禁断症状なのでしょうね。
この時、彼らの権利とモラルのバランスが崩れたのでした。
真横で4人一緒に喫煙されると、大人であっても嫌なもんでございます。
もし、喫煙に関し声をかけていたならどうなっていたでしょうか?
エリカ様同様に、「法律で認められた権利なので、辞職しません」って答えたのでは・・・
彼達の思いも分からないではないのです。
世の中禁煙禁煙で、やっと開放された僅かな休息の時間。
美味しいランチを完食し、アフターで出てきたコーシーとタバコ・・・
僕も大吉が産まれる前までは、愛煙家でしたので、よくよく彼達の気持ちがわかるからです。
しかし喫煙可の場所であるからといって、横で食事をされている人がいたならば吸う事は有りませんでした。
それが僕の中での最低限度のモラルであったからです。
喫煙可=たばこを吸って良いでは、無い
喫煙可=タバコを吸う事もできる
されど、時として廻りの人に配慮し、遠慮する事が必用である。
こんな事を、言わなくても良い国になってもらいたいと願うのであります。