海沿いは、結構寒いんです。
カツリーズサイクルは、海が見渡せる小高い丘の上にあります。
夏場でも14時ごろまでは、結構エアコン無で過ごせる日が多い立地。
そう、日本海からの風はそれだけ冷たいって事。
一青妙様から、湾岸サイクリング参加のお誘いを請けたのが、2月11日のメールでした。
130キロ位ならと、気軽にお返事をしたのですが、選択肢は180キロ一本。(-_-;)
まじですか(-_-;)
大会まで約二か月の準備期間。外は残雪が・・・ローラー練習からスタート。
目標があると良いもんですね。
サイクリングには、こまめに行きまして、1000キロ程走ることが出来まして、体の準備はそれなりに出来たかな。
気になる体重も、ふじたファミリークリニックの院長からの指導で-7キロ。
良い感じです。
身体の準備はそこそこできたのですが・・・
大会もいよいよ来週に迫り、天気予報をチェックしまくっていたけれど、どう見ても雨&風模様。
ひたすらに海の横を走り続ける180キロ。私の脚力的に9時間はかかってしまう。
本気で備えなければならない
ゆっくりマイペースで走るのであれば、完走はできるであろう身体の準備は出来ましたが、寒さにやられてリタイヤてのは悔しいので避けたいです。なのでしっかりと・・・かなり備えました。
皆様の参考になるように、がんばって書きます。
当日の予想天候
最高16.7 最低6.9 雨 風
実際の体感温度は、海風の為、2~3度程度低く感じます。
要はレイヤー(アンダーシャツ)とアウターのセレクト。
僕が今回選んだ全アイテムをご紹介します。
セレクトがばっちりだったようで、結構厳しい天候でしたが、とても快適なサイクリングを楽しむことが出来ました。
◆アウター1雨天時用
シャワーパス REFUGE JACKETS ¥38,500 WEBSHOP
極めて高い防水、透湿性能を誇るテキスタイルElite®素材を採用。
タイトすぎないレギュラーフィット、フード付きなので、自転車だけでなく、さまざまなアウトドアシーン全般にもおススメです。雨天時に泥や水はねから守る収納型テールフラップが付いているので、長時間の雨天走行には最適の防水ジャケット。
スタート前から結構な雨量で、無理に整列して、無駄に濡れるよりも、スタート時間ギリギリまで雨宿りしながらスタート時間を迎えました。
◆アウター2 小雨や晴れてる時間帯用
Q36.5 Air Shell Jacket ¥21,670
15デニール×38gr / m2の高密度ストレッチ織りの魔法のような生地で作られた、一年中使用できる素晴らしいアイテムです。非常にコンパクトで通気性も兼ね備え、耐久性のある撥水処理を施しています。人間工学に基づいてデザイン、カットされ、「プレフォームされた構造」と「4方向のストレッチ」の効果で最大の自由度を実現しました。背面のカットは通気性を高め、通常時のふくらみを減らすため、パワーメッシュで設計されています。
撥水加工されてはいますが、数時間大粒の雨には対応していません。なので、大雨の時間帯はアウター1で走り、晴れ間はアウター2に着替えて走りました。
これにより、無駄な体温の上下をコントロール出来ました。
アウターがしっかりしているので、ロードジャージはあえて夏用のロードジャージをセレクトしました。冬用のジャージは生地に厚みが有り、重ね着では動きがとりにくくなりますの、雨天時のインナージャージとして、僕は好きじゃありません。このへんは、好みですね。
写真は10年以上前に制作した物で、現在は新しいジャージをお勧めしています。
↑が今回新たに製作した、サマーロングジャージとなります。
とても柔らかい生地を使用しており、今回のような重ね着にも適しています。
暖かい季節であれば、日焼け防止の目的でもご使用いただけます。
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ベースレイヤー Q36.5
レイヤー2 S/S ¥12,650 レイヤー3 L/S ¥14,300 WEBSHOP
熱調節に完璧を求めるには、正しいベースレイヤーを選ぶことから始まります。
『Q36.5』のベースレイヤーの特徴は、極めて軽く、最高に心地よいこと、ボディーマッピング原理を最大限に活用し、より小さな体積を可能にしたこと、ほつれることのない折り反しのない裾により、ジャージィの下に着ても綺麗に見えること、などが挙げられます。生産には、ドイツ、カールマイヤー社の最先端の織り機を使用しています。シームレス構造は、衣類から縫い目を排除すること(肩をつなげる短い2本の縫い目は除く)を意味し、技術の発達により可能となりました。肌に対する最高の心地よさを可能にするだけでなく、軽量であり、高い伸縮性による動きやすさを可能にしています。特徴の一つは、“裾を折り返さない仕上げ”です。
速乾ポリプロピレンポリアミド生地が、衣類の効能を最大限にするためにアスリートの発汗箇所に関する最も進んだ研究に基づき、部位によって異なる密度で織られています。
僕のお勧めはおきて破りの2枚重ね着です。
今回、半袖のみになる気温ではないので、一番下に長袖を着用してから、半袖を重ね着しました。
移ろいがちな春の季節にはお勧めの技でございます。突然の気温上昇時も簡単に脱げて、しかもコンパクトなので携行しやすい。最高です。*重要~
起毛ニッカ
タイツだと、雨を吸い込むと重くなりすぎます。
そこで僕は7分丈のニッカが大好きです。今回は、裏起毛タイプをセレクトしました。
尊敬する森師匠も、ニッカを愛用していました。
ワークマンで買ってきた防水ズボン ¥900くらい
とにかくスタートまでの時間で身体を冷やしたくない!
そこで今回はワークマンで買い出しです。
2~3000円する物も物色しましたが、今回はストレッチ性もある最安の防水モデルを選びました。
普通に長パンでしたが、スタート10分ほど前に、膝から下の部分をカット!
これで抵抗も少なくなり、軽いペダリングを確保しました。
お値段もお手軽なのでなので、何の躊躇無くカット出来ました。
これが大正解の簡単カスタマイズでした。
キャップ Q36.5 Rain Cap ¥6,270 WEBSHOP
防水性、通気性の高い独自の3層構造で、 厳しい気象条件からあなたを守る、21gのレインキャップです。
後ろにも装着されているツバが、結構いい仕事をしてくれておりました。
ヘルメットからポチャっと首筋に落ちる水滴・・・・嫌いです。
気温が上がった時用に、通常のサイクルキャップを用意していました。
シャワーパス CROSSPOINT WATERPROOF KNIT GLOVES(写真下) ¥7,300
防水透湿メンブレンをニット素材の間にラミネートした、軽量な防水グローブ。手のひら表面のシリコン素材により、濡れた状態でも高いグリップ力を確保。
4月といえども雨と海風で、結構冷え込みます。手先からも体温を奪われてしまうので、思い切って新規で購入しました。防水ばっちりの、暖かく滑らずで、快適。
携帯のタッチパネルが動きませんでしたが・・・
Köchelサマーロンググローブ(写真上) ¥4,950 WEBSHOP
気温が上がった時用に、サマーロンググローブも用意しました。
実際、お昼くらいには16度位まで上がりましたので、快適に使用しました。
こちらは携帯もサクサクと動かせます。
ソックス Q36.5 Leggera ¥2,970
綿密に計算し尽くされた通気性に加え、優れたなメッシュパネルと3つのマルチチャンネルリブ付きパッドゾーンで設計されています。1つは母指球、1つはアキレス腱を保護するため、もう1つは足の甲にあります。
今回は、レインシューズカバーが絶対に必要な条件でしたので、ソックスは最高に通気性の良いモデルをセレクトしました。
首元は、定番のバフでしっかりとガードしました。
バックパック VAUDE ¥11,000~
僕はあまり背負うのが嫌いなのですが、もっと嫌いなのは、外気温に適さない服装で走る事です。
ここまでに紹介した今回の装備で、最も心配なのは、アウター1で紹介したシャワーパスです。
朝方寒くても、お昼に向けて気温が上昇してくるのはいつもの事です。
当然脱ぎたくなるのは必至。
このアウターと、小物類が収まる最小の物をセレクトしました。
レインカバー類
この日の為に用意したヘルメットカバーと、シューズカバーです。
レースで使用されているトップシェアーの物をセレクトしました。
結局ゴールまで装着していました。
マッサージオイル(アップオイル)
暖かい日には無用と思いますが、今回は寒い・・・
そこでロードレースでは当たり前のマッサージオイルを今回使用しました。
何を大げさな~と、昔のレース仲間から弄られそうですが、9時間以上の活動時間は、ある意味レースよりも過酷。
厳しいロードレースの世界で、多くのライダーをサポートするオイルが、冷たい雨から筋肉を保護してくれました。
最後にどうしてもお伝えしたいこと
人気イベントの落とし穴
現在、日本で開催されているほとんどのサイクルイベントにおいて、エイドステーションは充実しています。
その結果、かなり軽装で参加される方を多く見かけますが、最低限の補給食を持参される事を、お勧めしています。
小腹がすいているのに、我慢してようやくたどり着いたエイドが混んでして、タイムロスするくらいならば、パスしてしまい、手持ちの補給でエネルギーチャージをしてしまった方が、よっぽど効率的です。
脱水とハンガーノックは、あなたの命にかかわります。
エイドだけに頼るな!
是非心の隅に・・・