通常パンクした場合、パッチを貼って修理すんだけど、カツリーズでは高速走行するスポーツバイクのリスクを考え、チューブの交換をお勧めしています。
ここではスムーズかつ確実にチューブ交換する為のポイントを交え紹介していきます。
*ここで紹介する修理方法は、カツリーズで実際に行っている行為であり、その方法を推奨及び保証するものでありません。実践される場合は、自己の責任に置いて行って下さい。
◆パンク修理で使用する道具は・・・
・タイヤレバー ・スペアチューブ ・エアーボンベset
◆先ずは、タイヤレバーでタイヤの片側を外していきます。(写真左)
今回使用するタイヤレバーは、カツリーズ推奨のIRCオリジナルタイヤレバー。片方が丸く、反対側は四角くなっている。タイヤを外すには四角い方を使用すると、しっかりとビードにレバーが引っかかってくれるので、お勧め!
ポイント
親指でタイヤをしっかりとめくってやりレーバーを挿入し、ビードに引っかけます。。(写真右)
◆チューブを取り外す
片方の手で、リムの外側にビートをしっかりと固定し、挿入したタイヤレバーを滑らせタイヤを外します。(写真左)
片側のビード全てが外れたら、チューブを取り外します。(バルブに注意)
◆チューブ交換の前に!
先ずはパンクしたチューブの穴位置を確認します。これを怠るとパンクの原因を見落とし、折角交換してもすぐにパンクさせてしまうことがあります。
空気入れは、雨や炎天下等でも素早く修理を終えられるように、エアーボンベ式を推奨しています。エアーチャック式ですので、必要な時に必要なだけ空気を入れる事が可能な、バリビエリのエアージェットを推奨しています。ここではパンクしたチューブに少しだけ空気を入れてやります。
*空気を入れる際、容器が冷却されますので、凍傷に注意下さい。
◆穴の位置を探し、原因を確定しましょう!
穴位置を特定します。もし穴が内側であれば、リムフラップの交換が必要かもしれません。サイドや外側でしたら、タイヤに異物が残っているかもしれないので、タイヤを確認しましょう。
ポイント!
タイヤの装着時、タイヤのラベルとチューブのバルブを同じ位置にしてあれば、タイヤの傷を探しやすくなります。心掛けましょう・・・
◆対策をしましょう!
チューブの穴が外側であっても、必ずリムフラップがボコボコになっていないかチェック。タイヤに比較的大きめの穴があるようであれば、専用のパッチで塞いでやります。パッチはパークツールの、TB-2をお勧めします。
*もしパッチで修理したとしても、あくまでも応急処置です。早めのタイヤ交換をお勧めします。
◆スペアチューブの装着
新しいチューブを入れていきます。タイヤの片側がリムに収まった状態で、チューブをリムの内側に全て入れます。チューブのバルブに、いらなくなったチューブの切れ端を(2cm×4cm程度)をかぶせておくと、バルブ根本付近のトラブルが激減しますので、お勧め!(あらかじめ用意しておきましょう)
このときチューブの空気は写真右のように軽めに入れておくと、チューブがリムに収まりやすいです。
バルブはリムに対し、必ず垂直になるように!写真右のようなしゃがんで作業すると、車輪が安定していいですよ。お相撲さんスタイルどすこい!
◆ちょっとポイント!
古いかったり使い回しのチューブは、伸びている事が多いです。写真の用にチューブを入れていくと、余ってしまい、無理に作業を進めると、バーストの原因にもなります。そこで写真では伝えにくいのですが、手そのものは、先へと進ませますが、親指の腹でチューブを手前に押し戻しながら作業すると、上手く収まってくれますので、お試し下さい。
◆タイヤの装着
バルブの傾きに注意しながら、タイヤを装着していきます。力の方向としては、上から下へ!(バルブは必ず上)
慣れてくると、全ての装着を手で行えるようになりますが、最初はそうもいかないものです。最後の方は、親指を重ねてやり、少しでもたくさん入れるように頑張ります。
タイヤレバーの丸い方を(最初と逆)はまりきらないビードのハジから3~4cm程度の位置に挿入し、レバーを起こしながらてリムに少しでもビードを納めてやります。この時チューブが噛まないように・・・て分かってるんですけど、やりがちです。IRCのレバーは比較的に噛みにくい・・・。
タイヤレバーに頼るのは上の写真左くらいまで。これ以上使用すると噛む確率が増えてきます。最後は写真右のように、雑巾を絞る要領で入れてやります。
◆仕上げ!
少し空気を足し入れし、チューブの噛み込みが無いかをチェック。空気を入れてやり完成です。
◆今回使用しました、お勧めの逸品はコチラ
◆IRCオリジナルタイヤレバー ¥550
◆携帯ボンベ バリビエリ ジェットセット¥1,500